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第六章

あなたのフィルター

「未来は固定されていないんですよね」と私は言った。

「固定されていない」

「だったら」

「だったら」と彼女は繰り返した。

「一人ひとりが——本当に本当に、隣の人と笑いたいと思えば」

「集合的な願いが、現実を作る」

「最初からずっと、そういう仕組みだった」

私は窓の外の灯りを見た。 いくつかの窓に、光がついていた。 誰かが、それぞれの夜を過ごしている。

「わたしが見てきた終末の未来も」と彼女は言った。「わたしのフィルターを通したものだった。不安と恐怖を積み重ねてきた、わたし自身の」

「じゃあ、本当の未来は」

「あなたが、これから感じるものの中にある」


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