五十音 百 · Contemporary Fiction · Historical · Social · 2026
竈の煙は、どこへ
堺の古墳で、颯太はカメラを止めた。レンズの向こうに立っていたのは——1700年前を生きた天皇だった。「灯りは、おびただしい。されど——煙が、見当たらぬ」
Chapters
第一章
古墳の前で、颯太はカメラを止めた。
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第二章
「今は、いつなのか」と仁徳天皇は聞いた。
第三章
「朕に、ひとつだけ、教えてくれ」と仁徳天皇は言った。
第四章
颯太は、迷った末に、古墳の脇の道を歩き出した。
第五章
インターホンが鳴ったのは、夜の10時を過ぎた頃だった。
第六章
颯太は、編集ソフトの前に、座っていた。
第七章
動画は、いつもより、伸びなかった。
第八章
国民投票の日が、近づいていた。